地元団体の連携とご協力をもとに開発された本システムは、現場が必要とする機能・工夫を凝らして搭載しフードバンク活動に関係する方々の煩雑な作業工程を効率化します。トレーサビリティに対応した「フードバンク業務管理システム」の導入により、持続可能な食支援活動を安心・安全に、推進していくことが可能になります。

本システムの全体像

主な機能

入庫・出庫処理

バーコードリーダーを利用した入庫作業

寄付品の入庫(受入れ)と出庫(引渡し)ができます。入庫(受入れ)処理では、寄付品記載のJANコードを読み取り、食品の数量・賞味期限・寄付元の登録をして、管理用バーコ―ド(※)で在庫管理ができます。

※管理用バーコ―ドは、本システム独自に利用する、寄付品を管理する為のバーコ―ドシールです。

在庫管理

分類別・寄贈品別在庫数表示

在庫数の管理は、もちろんの事、本システムでは、フードバンクならではの情報を管理することができます。

  • 内容量(g、kg、mℓ、ℓ)としての管理
  • 賞味期限の管理
  • 寄付者別の管理
  • 団体毎に異なる「食品分類」別の管理

活動実績管理および出力

帳票(実績データ)出力

活動実績を「月・年単位」で出力することができます。(CSVデータでの出力も対応予定)

食品受入れ〜引渡しまでの作業工程の中で、トレーサビリティ機能(追跡可能な仕組み)によって、寄付元となる企業へ「受領書(寄付証明書)」を発行することや、行政機関への入出庫数、入出庫重量等の「活動実績」を出力することもできます。

各種情報管理

フードバンク業務に関わる情報管理

フードバンクに関する情報をマスター管理できます。利用者であれば、個人情報など様々な情報を登録し、出庫機能と連動することで、各フードバンク団体にあった支援準備が可能です。

  • 個人ごとに違う「アレルギー情報」の管理
  • 支援者・スタッフの情報管理
  • 寄付品を保管する拠点の管理

システム利用時に必要な物

システム利用時に必要な物

フードバンク業務管理システムは、Web クラウド(ASP)システムです。ソフトのインストールは必要ありません。インターネットが使えるパソコンがあればご利用いただけます。

しかし、フードバンク業務管理システムの機能を最大限に活用する為に、下記の環境、機材、消耗品が必要です。

環境

インターネット回線必須(食品を保管する場所も、インターネット回線+LAN環境(wifi)が必須になります。)

機材

タブレット端末(入出庫用)OS:Windows10 以上のBluetooth搭載タブレット(androidタブレットも可)または小型ノートパソコンがおすすめです
パソコン(事務処理用)ノートPCでも大丈夫です
バーコードリーダー製品JANコード、管理バーコードを読み取る際に使用(使用規格:JAN、CODE128、QRコード)
プリンター本システムから、各種帳票を印刷する際に使用します

消耗品

専用ラベルシール寄付品を管理する為の「管理用バーコード」が印字されたもの(弊社から購入いただきます)※冷凍対応シールも可

システム仕様

提供形式Web クラウド(ASP)システム(専用ソフトのインストール不要)
サーバー国内で稼働するサーバーを利用。(トラブルに備え、複数台で稼働)
セキュリティ通信内容の盗聴や漏洩、改竄等を防ぐために、内容を暗号化して通信を行うSSLを使用しております
利用ソフトインターネット・ブラウザ(Google Chrome 推奨)
システム停止日原則無し(システムメンテナンス停止時は、原則、夜間に対応する予定です)